こんなことを言うと夫はガッカリするかもしれないけれど、運命の相手なんていないと私は思ってます。(夫よ、すまぬ笑)
以前お客様が「佳奈子さんにとって今の旦那様は“この人しかいない”って感じですか?」と聞かれたことがあって、そのとき私はこう答えました。
この人しかいない、なんてことはない
今の私にとってベストパートナーではあるけれど。
再び、ごめん谷口くん。(私は家でも彼を谷口くんと大学時代と同じように呼んでいます。ちなみに彼は私を旧姓の林からりんちゃんと呼んでいます)
でもこれが私の率直な氣持ちであり、変わらない概念です。結婚生活を続けるというのは、パートナーとしてベストで在り続けるということでしかないと思っているので。
運命などない
私ももちろん、夫との結婚は運命的というか衝撃的だったなぁとは思ってるんですよ。でもね、それを運命だと決めるのは自分自身に他ならず、与えられたものではないわけです。現実的過ぎる話だけど。笑
そして“この人しかいない”と思うからこそ、執着心が生まれ、嫌われる恐怖とも戦い続けることになるわけです。過去の恋愛を振り返ってみてください。その時は“運命かもしれない”なんて思っていても上手くいかなくなったことありませんか?そうして別れて次の“新しい人”とまたお付き合いしてますよね?
運命を求めると運命を逃す
絶対にこの人だ、と思える存在を見つけようとしすぎるがあまり、自分と合わない部分に目が向きがちになってしまうと人は消去法を採用します。逆説的ですが、そうやって運命の相手を見つけようとすればするほど、運命は遠ざかります。
先に書いた通り運命は創るもの。どんな相手とであれ、思いやりや豊かなコミュニケーションを用いて理想の関係性を築くことはできます。
うーん、“どんな相手とでも”は言い過ぎたかなぁ。本質的にはそうなんだけど、現実的にはやっぱり好みとかあるもんね。笑
課題から運命へ転ずることもできる
そう考えれば、今もしパートナーシップに何かしらの課題を抱えていたり、特に悪くもないけどいちいちモヤモヤするのよねという日々だったとしても、そこから運命にまで逆転することは可能なわけです。
終わりよければすべて良し。死ぬときに「あぁ、幸せな人生だった」とそう思って逝きたくないですか?中途半端で終わらせないように、やっぱり自らが選択するという生き方をしたいなとつくづく思いますね。
余談ですが、今の夫(谷口くん)はうちの両親へ挨拶へ行ったとき「僕には彼女しかいません」と私を運命の人という風に言ってくれました。こんなこと書いてますが、私そういうのめっちゃ嬉しいタイプよ。笑
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