大学を卒業して働き始めた会社は調理器具の販売を主に行っていて、そのデモンストレーションを兼ねた料理教室を関西一円に展開しているところでした。
23歳だった私は自宅近くの営業所勤務を経て、本社付きのスタッフとして若い女性向け料理教室の運営に携わっていたんですが、そこの講師は母親よりも年齢が上でチーフと呼ばれていて、私たち女性スタッフを娘のように可愛がってくれていました。
個性的な夫婦だったなぁ
旦那様には直接お会いしたことはありませんが、大手企業にお勤めでネクタイを1週間の使い捨てにしているという個性的な方だったのを覚えています。チーフはいつも夫婦の出来事を話してくれていました。中華が食べたい!と思い立ち大阪から横浜まで行った、なんて豪快なエピソードには驚きしかありませんでしたね。笑
旦那様は家事も手伝ってくれるのだけれど、器用じゃないから結局後で私がやり直すねん、とかも言ってました。若かりし頃の私は「えー、そんなのめんどくさい」などと思いつつ聞いていましたが。(今聞いてもそう思うかも笑)
衝撃のひと言
私の旧姓は林なので“はやっちゃん”と呼ばれてて、ある日チーフが
えーか、はやっちゃん。
旦那ができたらな、やってあげてると思ったらあかんで。
とそう言いました。期待はするな、と。
やってあげてると思った途端、期待通りの反応が無ければ腹が立つ。私はこんなにやっているのに、と腹が立つ。そこに見返りを求めてはいけない、と。
どんな心持ちでいればいいのか?
もちろん、やらせて頂いてます、とまでは思う必要はないでしょうが(そう思えたらすげー笑)、やってる私ドヤ?的な想いを持ってると、それはただの承認欲求になりかねません。
見返りってモノよりも氣持ちに重きを置きがちだと思うんですよね。特に女性は。喜んでもらうこと、自分へのありがとうをゴールにしちゃうというかね。
いや、そりゃ欲しいですよ。笑
ありがとう、って言われればそれだけで潤いますもんね。←男性諸君に言っている笑
そこをあえて手放してみる
でもね、そこにばかり意識を向けていると欠乏や不安からの行動になりかねないんです。どう?私、どう?というエネルギーが乗っかって、重い。爆
私は過去、結婚そのものに大きな期待を持っていて、セックスレスだった当時の彼との関係を結婚が変えてくれるんじゃないか、とまで思っていました。だから結婚しても変わらなかったこと、さらに悪化したことに愕然としました。
当たり前ですよね。関係性を変えるのは出来事ではなく本人次第だから。外的要因を用いてどうにかしようというのはある意味で逃げだったなと今では思います。
それでも反応が欲しい時は
ありがとうと言ってほしい人は、まず自分が相手に感謝を伝えているかどうか観察してみてください。自分も言ってなかったわ!というパターンもよくありますので。そういうときはきっとパートナーもその言葉を求めていたりします。でもお互いに「自分が先に言うものか」みたいな意地を張ってたりね。笑
あと、感情を表現するのが不得意というタイプの人もいます。ちゃんと思ってはいるけど相手には伝わらない、もしくは相手が期待しているレベルの返答じゃない。これ、こないだうちの夫にあったんですよ!笑
私も見返りを求めてたってことですね苦笑。にんげんだもの。←都合良いわね笑
その話はまた書こうかな。ふふふ
ま、とにかく、1度その期待を捨ててみてくださいね。実験実験!