不幸の準備をしてしまう。

タイトルの言葉は映画『ピースオブケイク』の中に出てくる主人公・志乃の台詞です。彼女がいる相手を好きになってしまって、後に付き合うことにはなるんだけど、自分のことを本当に好きでいてくれているのか?元カノに未練はないのか?本当は誰でも良かったんじゃないのか?と拗らせた末の独り言。

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幸せだと感じるほど
怖くて怖くて怖くて
不幸の準備をしてしまう。

幸せに浸りすぎると、その幸せが壊れた時のショックに耐え切れなくなるから、その手前で何度も確かめてしまうんだよね。相手が離れていく怖さに耐えられないから、自分から見切りをつけてしまう。

その怖さと戦いながら、相手を疑う自分を嫌悪しながら、相手の好意的な態度や”好き”という言葉までもが嘘のように思えてきて、幸せなのに逃げたくなる。

映画を観ながら、あのざわつく氣持ちとか、一緒にいるのに寂しい感覚とか、ひとりで「わかるわー」としみじみしてしまったわ。と同時に、「もー、ここで信じなきゃどうすんの」と若い頃の自分に言うように、何度もつぶやいたよね。笑

ほんとに?を繰り返す女ってやっぱり重め。口に出そうが出すまいが、その重さは滲み出て相手の肩にどんどんのしかかっていく。不幸の準備かぁ。あー、なんだか昔の私の心を見ているようで懐かしいようなイタいような。

つくづく思う、素直こそ最強。

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