こんにちは。我が家ではNHKの『世界はほしいモノにあふれてる』をよく観ていたので、三浦春馬さんの訃報に、夫婦でショックを受けています。どんな理由であれ、命を絶つというのは、悲しさを残しますね。もしかしたら本人は楽になれるのかもしれないけれど。
自分の過去を振り返ってみて、死にたいと思ったことはあったかなぁ?と考えてみたんですけど、そこまでの強い欲望には駆られたことがないですね。死んだらどうなるのかな?みんなはどう思うのかな?そもそもどうして生きているのかな?という疑問は持ったことはありますけど。(生きることに関しては、常に不思議なことだなと思っている)
死にたいとは思わないけれど、「私なんか居なくていいよね」とは感じていたかもしれません。いつもどこかで、自分の存在価値を信じることができなかったから。下の記事に書いてあるヒーリングをきっかけに、漠然と常に心に浸透していた私の無価値観は消えたので、結局その理由が何なのかは解明できてませんが、「私には生きる価値なんてないんだ」と思わなくていいという状態は、こんなにも楽なのかと感じたのを覚えています。
小さい頃から私は自分の性格が嫌でした。「性格を直す」と年始の抱負に書くくらい、自分を嫌な奴だと思っていました。どこかズルくて、外面が良くて、人を馬鹿にしているようなゲスさと冷たさを持っていて、素直になれず、スネる自分が嫌いでした。
何がきっかけで嫌いになったのかもわかりません。でも、常に、自信もあるけど、好きにはなれない、そんな感覚でした。「人に優しいのは、本当の自分じゃない」とまで思っていました。苦笑
今は「佳奈子さんみたいに、自分のこと好きになりたいんです」と言われることもありますが、特に自分を大好きなわけでもないですよ。笑
ただ、「愛すべき存在である」という感覚でいます。
愛される存在、ではありません。私自身が、自分を愛しているというだけ。
それに、今でも嫌いな部分は色々あります。そこも含めて自分として受け入れています。
自己啓発で最初にイメージするのは「私、自分のこと大好きです!ニコッ」みたいな姿だと思います。背中にお花畑か光を背負ってるような、パーッと明るいイメージじゃないでしょうか。
自分を変えたい、と自己啓発に足を突っ込んだ最初の頃って、“自分嫌い”の状態から“自分ラヴ”な状態へ、180度変身できるんだ!と思いがちです。好き=欠点が無い私、だと捉えているからなんですよね。
まぁ、欠点というのも主観なので、自分で「無い」と思えば無くなるのですが、欠点も含めて愛おしい存在になるのが「自分を好きだ」ということです。(私の体感覚では。)
だから、今、自分のことが嫌いと思っている人に伝えたいのは、「自分を好きにならなくていいよ」ってこと。
好きになろうとすると、今持っている自分への嫌悪感が浮き彫りになります。嫌いを好きに転じさせるのって難しいし、真逆の感情は反発し合います。
そうではなくて、嫌いじゃなくなればいいんです。
「まあ、いっか」と、嫌いな部分を放置しておく。スルーすることに慣れていく。そうして、嫌いだった自分の癖を、馴染ませていけばいいんです。いちいち「これ嫌い」と取り上げるのをやめて、それを好きになる努力なんかやめて、受け流す練習をしてみてください。
自分が嫌い、の反対は、自分を好き、ではありません。
「自分のこと、そんなに嫌いじゃないわ」です。それだけで幸せですよ。
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