同い年の友人とお茶をしていたときに、話の流れで「子供の予定も無いしさぁ」と言ったらこう返ってきた。
え、なんで?
「変なこと聞いてしまうけど、なんで?」「私は欲しいなと思ってる」 と。そりゃそう思うか。 もしかしたら私もまだ20代だったらそう思ってたかもしれない。というか、何も考えてなかったかもしれない。
なんでって聞かれたから、こんな風に思っててーと考えを伝えた。彼女曰く、子供についての話を夫婦でちゃんとできてるって良いよね、とのことだった。確かに。
しかも、その意見が一致していたことが我々夫婦のラッキーなことだと思う。きっとこれが夫婦間で意見の食い違いがあった場合、その摺り合わせはなかなかに大変なはずだ。
この一連の出来事と共に私の中で浮かび上がった質問を合わせて夫に話した。質問というのは「子供が欲しい人には何故と聞かないのに、どうして子供を持たない人には何故と聞くのか?」という内容だ。
私はつい平等性を考えてしまう癖がある笑。どちらかにだけ存在するものというのが腑に落ちない。
夫の答えはこうだった。
子供を欲しいと思うのは本能だからじゃないかな。
なるほど。じゃ、そこに理由なんて無いな。子を産み育てるというのが生き物の性だもんな。考えて欲するものじゃないな。何故?なんて愚問だな。
不妊治療をされてる方や、終了させた方とお話する機会があったのだけど、実らない間はゴールが見えないことがすごく不安になるそうだ。もう少し続ければ妊娠するかもしれない、そういう不確実で始まりも終わりもこちらに一任されているものは辞め時がわからなくなる。
だけど、何をもってしても「ベスト」なんてわからない。もしかしたら我が家にも子供がいることがベストかもしれないし、2人の生活を続けることがベストかもしれない。同時に体験することは不可能なのだ。
友人に「未完了(私で言えば子育てをしていないこと)で人生を終えるのも乙だと思う」と言った時、ものすごく驚いていたけど笑、それが私の今想像できるベストだと思う。